銀河英雄伝説 名言ヤンがシェーンコップに話したセリフ

銀河英雄伝説の心に残る名言「政治は下水処理場のようなものだ。無くては困るが近寄りたくない」

銀河英雄伝説

銀河英雄伝説は小説からアニメ、ゲーム、そして舞台までさまざまなメディアミックスで有名な作品ですけど、これだけいろいろな媒体になっているのは、時代を経ても原作自体が色あせないからです。

 

一般的なSFものでは戦闘シーンや人間関係に比重を置いた作品が多いですが、銀河英雄伝説場合はそれらに加えて、政治、経済、宗教、歴史、様々なものが上手く物語の中に含まれており、自分の今の年齢によってとらえ方も変わってきます。そしてもう一つ、銀河英雄伝説で忘れてはいけないのがキャラクターたちが放った名言です。

 

個人的に心に残った名言としては、救国軍事会議が起こした軍事クーデターを鎮圧するために出撃する前に、主人公の一人であるヤンがシェーンコップに話したセリフ、「政治は下水処理場のようなものだ。無くては困るが近寄りたくない」というものがあります。最初中学生の時、アニメでこのセリフを聞いたとき、「政治ってそんなもんなの?政治って崇高なもので、誰でも関わりたいと思うものではないの?」と思ったものです。

 

でも大人になってこのセリフをもう一度聞くと中学生の時と異なり、「政治ってホントそうだよなあ、関わるの面倒だけど、無いと社会が回らないからなあ」と考えてしまいます。このように年齢でとらえ方が変わるセリフが所狭しとありますので、繰り返し原作を呼んだり、DVDを見たりしても飽きが来ないのです。


銀河英雄伝説の心に残る名言「政治家とはそんなに偉いものかね?、我々は社会の寄生虫でしかないのさ。」

もう一つ好きな名言を挙げることにしましょう。ヤンがフェーザーンに仕組んだ査問会から解放された後、査問委員の政治家の一人がヤンの態度が目上の人に対する礼を失していると怒った後に、

 

ホワン・ルイが言ったセリフ「政治家とはそんなに偉いものかね?私たちは社会の生産に何ら寄与していない。市民が納める税金を公正に、かつ効率よく再配分する仕事に従事しているだけの存在だよ。彼の言う通り、我々は社会の寄生虫でしかないのさ。それが偉そうに見えるのは、宣伝の結果としての錯覚にすぎんよ」と言うセリフですけど、こんな痛快なセリフもなかなか無いと思います。

 

普通の感覚なら政治家は先生であり、敬う対象のはずですけど、よくよく考えたら政治家だってただの職業であり、別に敬う対象にする必要は無いのです。そのことを端的に表しているのがこの名言であり、たくさんの人に見て欲しい名言だと思います。

 

今回2つの名言を挙げましたけど、もちろん名言はもっとたくさんあります。まだ銀河英雄伝説に触れたことがない方は、小説でもアニメでも良いですので是非一度体験することをお勧めします。

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