銀河英雄伝説の登場人物ヤン・ウェンリー、ラインハルト・フォン・ローエングラム

銀河英雄伝説の登場人物 主人公の一人「帝国」のラインハルト・フォン・ローエングラム

ラインハルト・フォン・ローエングラム

子供の頃に原作と漫画版を読んで大好きだった「銀河英雄伝説」の主要な登場人物と個人的に好きな人物を紹介したいと思います。
 「同盟」と「帝国」から主要な人物を独断と偏見で抜粋して紹介するので、それぞれの人物に思い入れのある人ほど不満も多いかと思いますが、なにとぞ怒らず付き合っていただけると幸いです。

 

 まず最初に紹介するのは主人公の一人「帝国」のラインハルト・フォン・ローエングラムです。

 

 容姿端麗にして軍事の天才、彼のライバルでもう一人の主人公であるヤン・ウェンリーに「理想的な専制君主」と認められるほどの内政手腕を併せ持つ銀河帝国の若き皇帝です。

 

 ラインハルトが皇帝になるまでの流れは波乱に富んでいて、彼が皇帝になる流れを読むだけでも相当に面白いです。

 

 高貴な出でないことから周囲から疎まれ嫌がらせを受けたり、姉のアンネローゼと政治的に対立する勢力から暗殺されかけたり、親友にして右腕であるキルヒアイスを志半ばで失ったりと、皇帝になるまでに様々な悲劇や困難に見舞われるのですが、それを彼なりに乗り越えていく姿が非常に魅力的です。


銀河英雄伝説の登場人物 ラインハルト・フォン・ローエングラムの配下オーベルシュタイン

また、彼の配下の腹心達もそれぞれが個性を持っていて、いずれも好感をもてる人物たちです。

 

 ラインハルトの親友で副官、軍人らしからぬ優しさを持ったラインハルトの「半身」キルヒアイス、いずれも用兵に秀でた帝国の両翼、ロイエンタールミッターマイヤー、ファンから愛される猪突猛進型提督、ビッテンフェルトなどもっと字数を割いて紹介したいキャラクターばかりです。

 

 そんなラインハルト配下の中で個人的なお気に入りは、参謀のオーベルシュタインです。彼のナンバー2不要論と「誰か一人を重用しすぎると、無能なら無能なりに、有能なら有能なりに組織を壊す」というセリフは、子供の頃の私には新鮮で衝撃でした。

 

 また、彼以外ではめったに見ない、主君に心酔せず、しかし二心を抱かずに志のために職務を全うする参謀キャラは、個人的にこのタイプのキャラの理想形だと思っています。

銀河英雄伝説の登場人物 「同盟」を代表する人物ヤン・ウェンリー

さて、一方の「同盟」を代表する人物といえばやはりヤン・ウェンリーでしょう。類稀な用兵の才から「魔術師ヤン」と呼ばれ、ラインハルトがついに一度も戦で勝てなかった男です。

 

 そんな人物なのに私生活はだらしなく、部屋は散らかりっぱなしで、周囲から「生活無能力者」と言われる有様。 そんな彼ですが、高い包容力と落ち着いた人間性に、ときおり見せる毒舌や子供っぽい態度がアクセントになり、ラインハルトとはまた違うベクトルの魅力にあふれた人物です。

 

 彼の人生はラインハルトほど波乱に富んでいませんが、弟子のような存在で養子のユリアンや友人のキャゼルヌらとの掛け合いは楽しく、血なまぐさい戦争や政争が繰り広げられるこの作品の清涼剤になっています。また、後に結婚することになるフレデリカ・グリーンヒルとの仲が次第に縮まっていく様子もほっこりした気分にさせてくれます。

 

 そんな彼が中心にいるからか、彼の周りの人物はどこか陽気な人物や楽しい人たちが多いです。先述した友人で後方業務担当の皮肉屋キャゼルヌ、ヤンの後輩で前向きな性格の指揮官アッテンボロー、豪胆な性格で且つプレイボーイな白兵戦の達人シェーンコップなどがその典型でしょう。

 

 そんな同盟側の人物の中で個人的に印象深かったのがバグダッシュです。

 

 彼はかなりマイナーな人物ですが、彼の「主義主張は方便にすぎない」という考え方は、子供の自分にはそういう考え方もあるのかと驚かせ、並み居る名シーンを差し置いて最も印象に残っています。

 

 このように主役級からマイナーキャラまで印象的な人物が多いのがこの作品の魅力だと私は思っています。

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