銀河英雄伝説のアニメを楽しもう

銀河英雄伝説のアニメ 高画質になれた人には古さを感じさせるかも

銀河英雄伝説 アニメ

銀河英雄伝説というアニメ(OVA)がありますが、これは田中芳樹原作の小説を元にアニメ化したシリーズものです。
しかも今から20年以上前に製作が開始したものなので、地デジ、4kテレビ等の高画質に慣れてる人には古さを感じる映像かもしれません。

 

まずこの作品の舞台はタイトルどおり宇宙なんですが、一応私達の世界が舞台です。
ただかなり遠い未来が舞台になっており、地球は人類誕生の地というだけの話で特別な惑星ではありません。
一部、地球教という宗教が地球を狂信的に崇め奉ってるだけで一般人にはどうでもいい、知らない人もいるぐらいです。このあたりは当時の宗教テロなんかの影響を受けたんではないかと思います。

 

そして広大な宇宙で戦いを繰り広げられるわけですが、人類vs人類の争いです。

 

正確には銀河帝国軍と自由惑星同盟軍という勢力の争いが描かれており、そこに登場するのが帝国軍・常勝の英雄ラインハルト、同盟軍の不敗の魔術師ヤン・ウェンリーの両者がダブル主人公になってます。

 

ただ戦いを描くのではなく、その政治的背景や戦争の無意味さなどをこの作品で取り上げてくれています。

 

まず帝国軍、最初はこの勢力しかなかったんです。
現代のように民主主義で治められていたんですが、ルドルフ皇帝による独裁政治(君主国家)が始まりました。
独裁でかなり苛烈は法律を作って民衆を縛ってきたんです。

 

ルドルフ皇帝がなくなり皇帝が代替わりしていくうちに、その度合いがますますエスカレートし、それに耐えられなくなったアーレ・ハイネセンが同士と共に抜け出し、当時は航行不可能とされていた宇宙領域から逃亡し、自由惑星同盟を建国したわけです。

 

ここは銀河帝国軍とは逆で民主主義国家、要するに君主国家と民主国家の争いってことです(当時の米ソの冷戦も作品に影響したのかもしれません)。
最初は戦うどころかじゃなかった勢力だった自由惑星同盟も150年後には帝国と戦えるだけの勢力となりここで初めて戦いが行われ(それまで帝国は同盟のこと知らなかった)、その戦争がずっと続いていました。この争いの終焉させたのがこのダブル主人公となるわけです。


銀河英雄伝説のアニメのもうひとつの醍醐味BGMは聞いたことあるクラシック曲ばかり

このアニメのもう一つの特徴は音楽です。戦争中で流れるBGMはどれも聞いたことあるクラシック曲ばかりです。この作品をキッカケにクラシックに興味を持つようになった、イメージが変わったって人もかなりいます。

 

また、作中に出てくる名称(惑星名や人名などすべて)はドイツ語を元にしています。使われてる単語も北欧神話系(オーディン等)のものが多く、クラシック音楽とこういう名称で神々しささえ感じてしまうアニメです。

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