銀河英雄伝説のリメイク 86年にアニメ化、2011年には舞台化、2017年には新作アニメ
銀河英雄伝説という本を知っている人はいるのではなでしょうか。もともとは1982年11月に第一巻が発売されてから五年間にわたり刊行されたSF小説です。
物語は、銀河帝国に生を受けた主人公ラインハルト・フォン・ローエングラムと、自由惑星同盟の軍人ヤン・ウェンリーを軸に、戦争や策略、人間の葛藤を描く物語です。本編は10巻、外伝が5巻とたくさん発売されており、全シリーズを含め1500万部を超えるロングセラーとなり、今もなお、たくさんのファンがいます。
また、86年にアニメ化もされていて2011年には松坂桃李主演で舞台化するなど幅広くメディア化されているのが特徴です。さらに2017年に新作アニメーションが展開される事が決まっています。そして、2015年10月から銀河英雄伝説のリメイク漫画が連載されました。
銀河英雄伝説のリメイク 気になる銀河英雄伝説のあらすじとは？
物語は、はるか遠い未来、人類は地球を飛び出し宇宙を駆け巡っていました。そんな時代に2つの大きな勢力「銀河帝国」と「自由惑星同盟」が台等していました。銀河帝国に生を受けたラインハルトは皇帝の下の公妾として宮廷にいる姉を解放するために軍人になる事を決意しました。
主人公の名前は同じでほぼ原作どおりに物語が進むのですが、物語がスタートしている時代が違います。原作はラインハルトがすでに帝国軍上級大将になって一群を率いているところから始まるのですが、リメイク漫画は彼が少年だった頃からスタートしています。
物語は同じように進んでいくのでしょうが、印象が全然変わってきます。もしかしたら少年ラインハルトの物語がしばらく続くのかもしれません。描かれている出来事そのものは原作に忠実なのですが、構成や演出が違うので別の物語のように感じます。
この物語を読んで同じ物語でも描き方や構成次第で全然違う印象を持つんだなと感じ、あらためて、この構成をした人はすごいと思いました。なかには小説やアニメなどすべてを見て結末を知っている人もたくさんいると思います。その人たちに飽きさせないために、このような構成にしたのではないでしょうか。
また、実際に結末を知っていても、今後どうなるのかワクワクします。そして、主人公の動機と目的が定まるところで第1話終了というのは、連載漫画の初回としてとてもキレイにまとまっていたのではないでしょうか。今後すごく楽しみな物語に仕上がっています。銀河英雄物語を知っている人も知らない人も是非、手にとって見てください。必ず、あなたを銀河英雄伝説の世界へ連れて行く事でしょう。
