銀河英雄伝説が宝塚で公演 主演のラインハルトは凰稀かなめ、親友のキルヒアイスの役は朝夏まなと
東京宝塚劇場で銀河英雄伝説を観ました。私は純粋な宝塚ファンなので、原作の方は読んだことがありませんでした。
宝塚は公演ごとにポスターを作るのですが、銀河英雄伝説のポスターは特に美麗でした。それは宙組トップのお披露目公演だったので、チケットも取りにくく、取れた時にはとても嬉しかったのを覚えています。役名はすべてドイツ語なのですね。格好いいです。
主演のラインハルトは凰稀かなめさんが演じました。彼女は長身でスタイルも良く美形です。とても貴族的な雰囲気の溢れる役作りだと思います。声も低めで素敵です。こんなに素敵なのに、ドラえもんが大好きというお茶目な一面を持っています。
初見で私が気にいったのはラインハルトの親友のキルヒアイスです。彼の役は朝夏まなとさんが演じました。彼女は歌とダンスがとても上手く、少し猫目でカレーが好きです。私はキルヒアイスが一番気に入りましたが、早々に亡くなってしまったのでとても残念でした。
一緒に観に来ていた友達が気にいったのがオーベルシュタインです。いきなり義眼が外れるのを見て、席に座ったまま思わず仰け反ってしまいました。演じるのは悠未ひろさん。宝塚一の長身で、低い艶のある声の持ち主です。
ヒロインのヒルデガルドを演じるのは、しっかり者で、演技も歌も上手な実咲凛音さんです。観客は観ながらヒロインに自分を重ねたりするので、とても重要な役柄です。
出て来ただけでも目の保養なのに、宝塚にはそこに歌と踊りがつきます。観客を飽きさせません。特にラインハルトがキルヒアイスに向けて歌う歌が、情感がこもっていて最高でした。
銀河英雄伝説が宝塚で公演 宝塚版はキルヒアイスが亡くなる頃までのお話
劇は二部構成でしたが、全然長いとは感じず、気付くとあっという間に終わっていました。
劇が終わると少しだけショーがありました。主要キャストが順々に出て来て歌ったり踊ったり、定番のラインダンスもあります。
その後、後ろに大階段が現れて、少しだけパレードがあるのですが、そこでは皆が劇の主題歌を歌いながら、順番に階段を降ります。勿論登場人物に扮したままです。
宝塚版を見た後に、少しだけアニメ版の銀河英雄伝説を見ましたが、やはり宝塚版の方が好きです。原作はもっと長いようですが、宝塚版はキルヒアイスが亡くなる頃までのお話しです。衣装もセットも豪華なので、原作ファンならきっと楽しめると思います。宝塚ファンの私は、登場人物の名前より、役を演じている人の名前の方がすぐに出てきます。